【イベントのご案内】2018年6月16日 児童養護施設における”無国籍”調査報告

無国籍ネットワークよりイベントのご案内です。

6月16日に立教大学の石井教授による「児童養護施設における”無国籍”調査報告」が行われます。

みなさま奮ってご参加ください。

 

【日時】

6月16日(土)11:00~12:30 無料 要予約

【場所】

早稲田大学11号館708

アクセス>> https://goo.gl/maps/APSkFS6Wz7t

 

参加される方は

1.お名前

2.ご所属

をご記入の上、下記のメールアドレスにご連絡ください。

連絡先:officer[at]stateless-network.com ([at]を@に変えて送信してください。)

6月セミナーチラシ-1

連続セミナー第五回 5月19日(土)「小さなことからはじめる」ロヒンギャ系日本人 長谷川瑠理華さん 

連続セミナー 日本にくらすアジアの少数民族 ~マイノリティをとおして国籍を考える~

birdcage_and_thida

「小さなことからはじめる」ロヒンギャ系日本人

長谷川瑠理華さんと山村淳平先生との対話

Tida_profileOLYMPUS DIGITAL CAMERA

長谷川瑠理華さんは小学校高学年の時に母と一緒に来日し、その時に初めて父親と会い、日本での新しい生活を始めます。日本に慣れるまでの苦労、教育、家族の在留資格の状況の変化、結婚と出産と子育てなど日本での暮らし、ロヒンギャ系日本人として生きていく経験について、山村先生と対談します。

 

連続セミナーについて

アジアでは、たくさんの少数民族が国家のなかに組みこまれ、多民族国家として成立しています。少数民族は国籍が与えられないことがあり、かりに国籍を有していても二級市民あつかい?されがちです。日本にも、このような少数民族がくらしています。

ほとんどが難民として日本にのがれて?来ましたが、日本政府は難民としてみとめていません。本国と同様、日本?においてもまた彼/彼女らに居場所?を見つけるのは容易ではなく、少数派、あるいは無国籍者として生きていかざるをえません。とはいっても、逆境をバネにした力強い姿が、彼/彼女らのなかにみいだされます。

連続セミナーでは、本国と日本での経験を話していただきます。少数派の語りをとおして、国籍や民族について共に考え、同時に、普段は気が付かない日本社会の一面や彼/彼女らの活力を感じてみませんか?

 

 

日付:5月19日(土)15:00~17:00
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス11号館708号室        キャンパスマップ Google Maps

セミナー後の懇親会は早稲田周辺のターリー屋 西早稲田店で行います。

3月31日のトークイベントにつきまして

3月31日のトークイベントではマキンタヤ氏による講演が予定されておりますが,その前に学生の報告発表が追加されました。

彼らはボルネオでフィールドワークを行ってきました。

その学生たちの様子は星洲日報の記事に掲載されています!

ボルネオフィールドワーク

『ビルマと日本によるロヒンギャ・ムスリムの無国籍の常態化』調査報告とディスカッションby マキンタヤ スティーブン

近年ビルマ(ミャンマー)のロヒンギャ・ムスリムがおかれた悲惨な状況は世界的に知られるようになった。しかし、ロヒンギャ難民は90年代初頭から、今に至るまで120人の主に男性が庇護希望者として来日し、難民認定申請している。実際に難民認定を受けているロヒンギャは18人、70人から80人は人道的配慮に基づく在留特別許可(以下、人道配慮)、20人弱の方は現在も難民申請中の状態である。その中には、10年以上日本に滞在しながら難民として認められず、特定活動、仮滞在、仮放免、収容と様々な法的地位と状況に置かれているロヒンギャもいる。特に仮放免者の場合はいつ収容されるか分からず、仕事も出来ず、保険にも入れない状態で日本社会の中では見えない存在となっている。呼び寄せられた家族や日本で生まれた子どもを含めて250人から280人ぐらいのロヒンギャが現在日本に在住しているといわれている。

このように大多数のロヒンギャの庇護希望者は日本に難民として認められなくとも人道配慮を与えられている。先進資本主義国家の中でも難民に厳しい日本政府とビルマの軍事政権との複雑な関係がこの状況にも影響しているといわれている。同時に、弁護士や日本の市民社会、他のロヒンギャ・ムスリムの力を借りて戦ってきたことが大きく影響したことが調査からわかった。在留資格が与えられ日本での暮らしも長くなるにつれて、ロヒンギャの中には帰化することを求める人が増えている。実際に2家族には帰化が認められている。同時に、調査を通して帰化を求めるロヒンギャはさらに多いことが分かった。帰化を強く求める気持ちは他のビルマ出身の難民やベトナム難民等と同様、自分と子どもの安定した将来を考えてのこともあるが、ロヒンギャがビルマから国籍を剥奪されたと言う経験から現在暮らしている日本に国民として受け入れられたい気持ちがさらに強いとも言える。しかし、いくつかの理由から帰化できないと考える人が多いことが今回の調査で分かった。この定住資格や永住権が与えられたロヒンギャが日本国民になれない状況を私は「無国籍の常態化」と呼んでいる。さらに、日本が難民認定あるいは人道配慮を与えていないロヒンギャは「無国籍の常態化」と基本的な権利を享受できない状況にある。今回の発表とディスカッションでは日本の制度がもたらすロヒンギャ・ムスリムの「無国籍の常態化」についてロヒンギャだけでなく日本の制度と他の在日外国人の状況とも関連付けてみなさまと一緒に考えたい。

講師のマキンタヤ スティーブン氏(Stephen P. McIntyre)は2018年に一橋大学大学院社会学研究科での修士課程を修了。2016年から2017にかけての調査で在日ロヒンギャ・ムスリムと日本の難民認定制度との関係を調べ、その内容を修士論文「国家の認めるアンビバレントな状態―無国籍化されたビルマ出身ロヒンギャ・ムスリムの日本での庇護申請」にまとめている。

日付:3月31日 14:00~16:00 (お茶を取りながらの懇親会を16:30から行う予定)

場所:早稲田11号館711号室 早稲田キャンパスマップweb 早稲田キャンパスマップpdf

人数確認のため参加希望の方は前日までにご連絡ください。懇親会に参加される方は特に事前に連絡するようよろしくお願いします。

お問い合わせ リンク

【イベントのご案内】2018年2月12日 無国籍情報センター開設記念シンポジウム開催のお知らせ

2月12日にICUにて無国籍に関するシンポジウムが開催されます。

このイベントは無国籍ネットワークも後援しています。

みなさま,是非ご参加ください。

 

=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=+=

無国籍情報センターの開設を記念し、2018年2月12日に国際基督教大学(ICU)で無国籍に関するシンポジウムが開催されます。

ふるってご参加ください。
—-
無国籍情報センター開設記念シンポジウム
「日本における無国籍研究:無国籍から見えるもの」
日時:2018年2月12日(月・休)
会場:ICU東ヶ崎潔記念ダイアログハウス2階国際会議室
JR中央線三鷹駅南口または武蔵境駅南口より国際基督教大学行きバスで終点下車)
ICUキャンパスマップ
主催:ICU平和研究所(PRI)
後援:無国籍ネットワーク・無国籍研究会
報告1(13:10-13:40)
秋山肇(日本学術振興会特別研究員・ICU大学院博士後期課程)
「日本における無国籍の予防と国際法」
報告2(13:40-14:10)
小田川綾音 (弁護士)
「日本における無国籍者-類型論的調査-」
報告3(14:10-14:40)
月田みづえ(元昭和女子大学大学院教授)
「福祉からみる無国籍」
報告4(14:50-15:20)
李節子(長崎県立大学教授)
「日本における無国籍状態の外国人母子の健康課題」
パネルディスカッション・フロアとの対話
ファシリテーター:新垣修(無国籍情報センター長・ICU PRI所員)
お問い合わせ先(無国籍情報センター):statelessness.japan@gmail.com
チラシは以下ウェブサイトからダウンロードできます。

 

【イベントのご案内】2018年1月30日 第30回ORISセミナー「『戸籍と無戸籍』書評会」のお知らせ

1月30日に第30回ORISセミナー「『戸籍と無戸籍』書評会」が早稲田大学にて行われます。

無国籍ネットワーク代表の陳が書評コメントをします。

ぜひ,ご参加ください。

 

<日時>
1月30日(火)  17:00-18:30
<会場>
早稲田大学 26号館 5階502教室

 

詳しくはこちらから↓

https://www.waseda.jp/inst/oris/news/2018/01/15/2389/

【イベントレポート】2017年12月10日すてねとカフェin大阪

20171210喫茶美術館2017年12月10日に東大阪にある喫茶美術館において、すてねとカフェin大阪が行われました。センスの良い絵画が壁中に飾られたモダンな店内には大阪からのみならず、東京や青森など他の地域からも多くの参加者が集まりました。イベントは、本ネットワークの運営委員かつ喫茶美術館を経営されている丁章さんの進行のもと、重国籍に関する全般的な説明や参加者の自己紹介が行われました。個性的な参加者が多く自己紹介の最中にも各人に対して多くの質問がなされました。参加者は初対面同士の方が多かったにも関わらず、イベントが始まって間もなく議論が熱く行われるようになりました。今回のメインテーマは重国籍についてでした。イベントでは当事者や専門家からのお話があり、参加者の重国籍に対する理解を深める場になりました。蓮舫氏の重国籍問題以来、重国籍に関する議論や人々の意識がどの変遷しているのかについて理解することができました。また、当事者の話は彼らが実際に体験したものであったため、臨場感のある話を聞く事ができました。参加者は皆、話に聞き入っていました。議論のなかでは専門家のコメントによって本人が気付かないことを新たに発見する場面を何度も見ることができました。これも多様な背景や専門家が集まるイベントならではの良い点だと思います。
20171210喫茶美術館2また、重国籍だけでなく無国籍の話題にもなりました。無国籍の当事者と連れ添って参加されたソーシャルワーカーの方が、彼らの抱えている問題を分かち合いました。それに対しイベントに参加していた行政官・大学教授・法律家等の専門家によるアドバイスが行われました。各領域で無国籍問題に取り組む人々が集まる場はなかなかないことであり貴重な機会でした。それぞれの立場から意見が述べられ多角的視点でのアドバイスになったと思います。相談者からは、今回の集まりから多くの示唆と自信を得たと話していました。
今回のイベントを通じて参加者にとっては国籍に対する多くの知識を得る機会になりました。また、それだけでなく各専門領域を超えたつながりを作る機会にもなったと思います。国籍に関して各地で活躍している参加者の間で協力関係が結べたのは有意義な事でした。こうしたネットワークで結ばれた総合力が無国籍ネットワークの力の源泉なのではないかと感じました。
無国籍ネットワーク運営委員 鈴木崇仁

【イベントのご案内】2017年12月10日 すてねとカフェin大阪

13回 すてねとカフェin大阪

日時:12月10日(日) 午後3:00 ~5:00 (2:30受付開始)

 

テーマ「無国籍と重国籍について共に語り合おう!」

無国籍ネットワークには国籍問題に関わりを持つ多様な人々が集まってきますが、今回のすてねとカフェ大阪では、その無国籍ネットワークのメンバーたちが自身や家族に降りかかる重国籍問題を語り、その経験談を通して、国籍についてみなさんと共にいろいろと再考できたらとおもいます。

 

そもそも「重国籍」って、一体何なのか? 誰もが知ってるようで知らない「重国籍」について共に語り合いたいとおもいます。どうかみなさま、奮ってご参加ください。

 

話者佐々木てる(無国籍ネットワーク監事・青森公立大学教授)陳天璽(無国籍ネットワーク代表・早稲田大学教授)/丁章(無国籍ネットワーク運営委員・詩人)その他

 

参加費:1000円(1ドリンク付)要予約

※本会のあと、ひきつづき懇親会があります(実費3500円程度)

 

会場:喫茶美術館(住所:東大阪市宝持1-2-18 電話番号:06-6725-0430) 

ウェブサイト>>http://www.waneibunkasha.com

(近鉄奈良線・河内小阪駅下車徒歩13分。タクシー利用(1メーター)が便利です。)

 

無国籍について疑問に思うことや質問したいこと、誰かに聞いてもらいたいことなど、無国籍ネットワークの交流会「すてねとカフェ」に集まって、皆で思う存分語り合いませんか? 無国籍の方も有国籍の方も、ぜひお集まりください!

 

※ご参加くださる方は、12月9日(土)までに以下のフォーマットをご記入の上、メールにてご連絡いただけますようお願い申し上げます。

連絡先:waneibunkasha[at]yahoo.co.jp([at]を@に変えてお送りください)

———————————-

【氏名】

【所属(任意)】

【メールアドレス】

 

参加をご希望の方は以下の( )に◯をご記入ください。

本会と懇親会の両方参加(   )

本会のみ参加(   )

懇親会のみ参加(   )

———————————-

 

無国籍ネットワーク すてねとカフェin大阪 運営委員 丁章

 

【イベントのご案内】2017年11月23日 無国籍ネットワーク・トークイベント@早稲田大学

Final version_Dr. Parrenas無国籍ネットワークからイベントのお知らせです。

11月23日(木)にトークイベントを行います。

本イベントは無国籍ネットワークユースとのコラボイベントとなります。

みなさま、是非ご参加ください。

 

今回はSouthern California大学からパレーニャス先生をお呼びして開催いたします。

講義テーマは「フィリピン人家事労働者と法的状況」です。

 

【日時】

11月23日(木)14時~16時30分

 

【場所】

早稲田大学11号館4階会議室

アクセスマップ>>https://www.waseda.jp/fire/sils/access/

 

参加される方は

1.名前

2.所属

をご記入の上、下記のメールアドレスにご連絡ください。

christinechae1[at]gmail.com([at]を@に変えてお送りください)

 

よろしくお願いします。

 

 

Translate »