UNHCRは2024年までに無国籍をゼロにする#IBelongキャンペーンを展開し、昨年採択60周年を迎えた「無国籍削減条約」の締約国は急激に増加しています。同条約の第2条では、「締約国の領域内で発見されたfoundling」に国籍を認めることで無国籍を防止する規定があり、日本も含めた非締約国の多くの国籍法においても、同様の規定があります。昨年10月に出版された発表者の単著Nationality of Foundlings -Avoiding Statelessness Among Children of Unknown Parents Under International Nationality Law -(Springer出版) https://link.springer.com/book/10.1007/978-981-16-3005-7は、 foundlingを「父母がともに知れない子」と定義したうえで、「父母がともに知れない」の意味、foundlingとされうる「子どもの年齢」や、証明責任や一旦取得した国籍の「喪失」の問題等を、国際人権法の基準や193か国の各国国籍法、日本も含めた一部の国の先例も参照しつつ、包括的に論じた世界初の文献です。日本が今後無国籍削減条約への加入を検討していくためにも意義深いものです。ぜひご参加ください。
8月12日から15日まで行われた新畑克也さんの写真展 『Dignity-尊きミャンマーの人々- in Rakhine State』はミャンマー国内のロヒンギャだけでなく、同じラカイン州で暮らすラカン族をはじめとする様々な民族や宗教の人の暮らしを物語る写真を展示しました。そこに暮らす一般の人たちの暮らしと、交流の様子、日常を描く写真展でした。沢山の暴力と虐殺が行われてきたラカイン州という地域が、実は様々な民族や宗教を持つ人たちが、ともに生きてきたという長い歴史をもつ地域でもあることを思い出させてくれる写真展でした。