2014年12月13日 活動報告会と忘年会

下記の要領で、無国籍ネットワークの活動報告会と忘年会を開催いたします。活動報告会では、本会から無国籍子ども奨学金を受けていた学生から、今の生活や国籍に関する思いなどをお話しします。更に場所を変えて、忘年会を企画しております。日頃サポートしてくださっている会員の方、ボランティアの方はもちろん、無国籍について関心のある方なら初めてでも大歓迎です。みなさんのご参加をお待ちしております。

【日時】
2014年12月13日(土)15:00-活動報告会、17:00-忘年会

【場所】
活動報告会:早稲田大学早稲田キャンパス3号館808室(JR高田馬場駅から徒歩20分、東西線早稲田駅から徒歩5分)
忘年会:ルビー(東京都豊島区高田3-8-5セントラルワセダ1F)
*日頃弊会がお世話になっているミャンマー難民の方のレストランです。

【参加費】
活動報告会(無料)、忘年会(3,000円-4,000円)

【お申し込み先】
忘年会については、12月10日までに申込フォームよりお申し込みください。

 

2012年2月5日〜10日 ワークショップ&スタディーツアーinタイ

ワークショップ&スタディーツアーとして、2月5日~10日の6日間、タイのバンコク、チェンマイ、ウドンタニなどを訪問します。

タイの国境地帯には、少数民族の人々、隣国からの越境者やその子孫たちが、国民登録をせぬまま生活していることが少なくありません。タイの無国籍者たちはどう生活しているのか。国や市民はどう対応しているのか。タイ調査で得られる情報は、今後の日本における無国籍ネットワークの活動を考えてゆく上で、とても重要なものとなるでしょう。

日本に在住する無国籍者の出身地であるウドンタニも訪れます。また、近年一緒に無国籍者を支援しているタイのカウンターパートとワークショップも行います。

調査結果については、3月に行われるすてねとカフェでご報告いたします。みなさん、お楽しみに。

無国籍 (文庫)

136021陳 天璽 著

日中国交回復により「台湾籍」が認められなくなった結果「無国籍」という身分を選んだ人たちがいた。そんな家庭に生まれ、横浜中華街で育った著者は、ある日、台湾への入国も日本への帰国もできず、空港から出られない衝撃的な経験をする。国籍とは?民族とは?アイデンティティの基盤とは何か?国家と家族の歴史に向き合い、深く掘り下げた体験的ノンフィクション。

2011年7月20日 ジュネーブにて難民支援NGOの年次協議会へ出席

写真:難民支援NGOの年次協議会ジュネーブに行ってきました。
写真:難民支援NGOの年次協議会ジュネーブに行ってきました。

2011年6月28日~30日に行われた国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と難民支援NGOの年次協議会に参加しました。

今年は、難民の地位に関する条約60周年と無国籍者の削減に関する条約の50周年にあたります。そのため、無国籍の問題についても、様々なところで強調して語られている印象を受けました。無国籍に焦点をあてた分科会では、3人のスピーカーが発表しました。内容は、①東南アジアにいる無国籍の子ども達、たとえばマレーシアのサバにいるフィリピンの移民から生まれた無国籍の子どもが苛酷な労働に搾取され、あるいは人身売買の被害者になりやすく、収容と強制送還の危険にさらされ、教育を受ける機会を剥奪されていること、②ケニアにいるヌビアの子ども達は国民としても外国人としても登録されることはなく無国籍であり、身分を示す文書を何ら持たないため、学校に行くこともできず、高等教育を受ける機会も剥奪されていること、こうした子ども達に対する人権侵害行為は、近時、アフリカ子どもの権利福祉専門家委員会から、アフリカ子どもの権利福祉憲章に違反するとの仮決定がでたこと③ソ連邦の崩壊に伴い無国籍になった女性が、今日まで20年間無国籍者として生きてきて、無国籍というだけで様々な困難に直面し、特に国境を越えた移動をする際には大変な苦労があったこと、などでした。

写真:難民支援NGOの年次協議会
写真:難民支援NGOの年次協議会

無国籍ネットワークからは、機会をとらえ、日本にも無国籍者がいて、無国籍の問題があることを訴え、彼・彼女らを支援する団体が日本にあることを発信してきました。そして、各国のたくさんの難民支援NGOと情報や意見を交換し、交流することができました。驚いたことに、無国籍者に焦点をあてて活動する団体は各国でもあまり存在しないため、国際的にみても私たちの団体が存在する意義は高いということでした。

これからも、無国籍ネットワークは、国内・海外において、無国籍問題について発信し、無国籍者の支援に取り組んでいきたいと思います。

忘れられた人々 日本の「無国籍」者

201002陳 天璽 著

自らも30年間「無国籍」でありつづけた編者と、当事者、支援者、弁護士、研究社、国立民族学博物館、国連難民高等弁務官事務所らが一堂に会して、喫緊の問題に真正面から取り組んだ日本初の試み。

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2010年3月26日
毎日新聞「ぶっく・えんど」に本書の紹介記事が掲載されました。

無国籍

02陳 天璽 著

著者は「無国籍ネットワーク」の呼びかけ人である陳天璽。自ら無国籍として生きた経験、研究を通してであった無国籍の人々の人生を等身大で綴った一冊。国籍とはなにか、国家とはなにかを問う一冊。

家族と国籍―国際化の進むなかで

03奥田 安弘 著

内容 (「BOOK」データベースより)
家族関係の国際化に伴い国籍の問題が様々な形で噴出している。本書は無国籍・重国籍の防止、国籍法における非嫡出子差別の撤廃など、理論上・実務上の問題を、アンデレ事件、小錦の帰化、日比混血児の国籍、中国残留孤児問題など具体的な事例を紹介しながら、わかりやすく解説した。

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