2012年2月5日〜10日 ワークショップ&スタディーツアーinタイ

ワークショップ&スタディーツアーとして、2月5日~10日の6日間、タイのバンコク、チェンマイ、ウドンタニなどを訪問します。

タイの国境地帯には、少数民族の人々、隣国からの越境者やその子孫たちが、国民登録をせぬまま生活していることが少なくありません。タイの無国籍者たちはどう生活しているのか。国や市民はどう対応しているのか。タイ調査で得られる情報は、今後の日本における無国籍ネットワークの活動を考えてゆく上で、とても重要なものとなるでしょう。

日本に在住する無国籍者の出身地であるウドンタニも訪れます。また、近年一緒に無国籍者を支援しているタイのカウンターパートとワークショップも行います。

調査結果については、3月に行われるすてねとカフェでご報告いたします。みなさん、お楽しみに。

2011年7月20日 ジュネーブにて難民支援NGOの年次協議会へ出席

写真:難民支援NGOの年次協議会ジュネーブに行ってきました。
写真:難民支援NGOの年次協議会ジュネーブに行ってきました。

2011年6月28日~30日に行われた国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と難民支援NGOの年次協議会に参加しました。

今年は、難民の地位に関する条約60周年と無国籍者の削減に関する条約の50周年にあたります。そのため、無国籍の問題についても、様々なところで強調して語られている印象を受けました。無国籍に焦点をあてた分科会では、3人のスピーカーが発表しました。内容は、①東南アジアにいる無国籍の子ども達、たとえばマレーシアのサバにいるフィリピンの移民から生まれた無国籍の子どもが苛酷な労働に搾取され、あるいは人身売買の被害者になりやすく、収容と強制送還の危険にさらされ、教育を受ける機会を剥奪されていること、②ケニアにいるヌビアの子ども達は国民としても外国人としても登録されることはなく無国籍であり、身分を示す文書を何ら持たないため、学校に行くこともできず、高等教育を受ける機会も剥奪されていること、こうした子ども達に対する人権侵害行為は、近時、アフリカ子どもの権利福祉専門家委員会から、アフリカ子どもの権利福祉憲章に違反するとの仮決定がでたこと③ソ連邦の崩壊に伴い無国籍になった女性が、今日まで20年間無国籍者として生きてきて、無国籍というだけで様々な困難に直面し、特に国境を越えた移動をする際には大変な苦労があったこと、などでした。

写真:難民支援NGOの年次協議会
写真:難民支援NGOの年次協議会

無国籍ネットワークからは、機会をとらえ、日本にも無国籍者がいて、無国籍の問題があることを訴え、彼・彼女らを支援する団体が日本にあることを発信してきました。そして、各国のたくさんの難民支援NGOと情報や意見を交換し、交流することができました。驚いたことに、無国籍者に焦点をあてて活動する団体は各国でもあまり存在しないため、国際的にみても私たちの団体が存在する意義は高いということでした。

これからも、無国籍ネットワークは、国内・海外において、無国籍問題について発信し、無国籍者の支援に取り組んでいきたいと思います。

2010年3月5日 第4次出入国管理基本計画に関する意見提出

この度、第4次出入国管理基本計画(案)に関するパブリックコメント(意見公募)に対して、無国籍ネットワークは意見を提出しました。

第4次出入国管理基本計画(案)に関する意見(PDFファイル 160KB)

案件の詳細は、下記をご覧下さい。
意見募集中案件-第4次出入国管理基本計画(案)に関する意見の募集について

意見公募の手続きの詳細に関しては、こちらをご参照ください。

追記:3月30日、上記意見募集の結果が発表されました。
詳細はこちらのページをご参照ください。

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